← ブログに戻る

2026年8月31日

初デート

この最初の3本は「はじめて」が共通テーマになります。気づけるかどうか、ちょっと試してみてください。まあ、絶対気づきますよね。うちの読者がいちばん賢いので。だからこそ、うちを使ってくれているわけです、みなさん。そう、使ってくれている。……はい、ユーモアまじりの内省はこのへんで。

初デート。正直に打ち明けると、これを書き始める前、ちょっと手が止まりました。それくらい一大イベントですよね。一大イベントであり、そうでもない。ある意味、ファーストメッセージの延長でしかなくて、機能としてはほぼまったく同じなんです。

で、初デートのステップ1は、もう終わってるんです。ファーストメッセージのステップ1をやったときに、同時に済ませているので。これから会う相手はどういう人なのか、いま話している相手が誰なのか、それを学んだ。プロフィール写真や書いてある内容をちゃんと見て、そう、相手を知るためにひと手間かけた。それがちゃんとできていれば——まあ、できてますよね——大丈夫です。で、結局のところ大事なのは、会う相手が誰かという意外性ではなくて、その人がどう振る舞い、何を言うか。つまり、そこに書かれていなかった部分。そして、そのさらに奥にあるもの。

これ、けっこうな逆説なんですよ。初デートでこそ「本当のこと」に触れたい。そこにたどり着く方法を見つけられたら、それだけで他の人と差がつきます。ただ、自分が意図してできたことはたぶんない。たくさんあった中で、一、二回あったかどうか。ふつうは、たまたま会話がそっちに逸れていって、気づいたら本当のことを話していた、というだけ。というのも、僕らは毎日、人に対してずっとガードを上げているので、もう反射なんですよ、呼吸みたいに。フィルターをかけてしまう。人に近づいていって、「どうも、今日は最悪の一日で、あれこれ考えちゃって、これがすごく腹立たしくて。……で、そっちはどんな一日でした?」なんて言わないでしょう。逆に、いいほうの話も同じで、「今日は最高の一日でした。妹に赤ちゃんが生まれて、100万ドル手に入って、新車を買いました」とも言わない。どっちの極端にも振らないんです。日本でもアメリカでも——日本のほうがより強くですが——僕らはそう育てられてきました。初対面の人に会うときは、真ん中に、フラットに自分を見せる。喜びすぎない、落ち込みすぎない。で、呼吸と同じで、これをオフにするのはすごく難しい。相当な労力がいります。むしろ、とりあえず話し始めてしまうほうが簡単で、会話が自然と、もっと踏み込みたいと思えるような本当の話題に流れていけば、フィルターのことは忘れるし、呼吸していることも忘れる。勝手にそうなるんです。いい比喩でしょう。自分で言うのもなんですが。というわけで、それがステップ1。もう終わってます。で、そのフィルターの存在に気づくのがステップ2。3番目に大事なのは、これから行く場所を下調べすること。これがステップ3です。相手が誰かを把握する、自分のフィルターとバイアスを把握する、そしてステップ3が、行き先について少し知っておくこと。というのも、もし使ったのが……いや、うちのアプリ経由でデートに行くわけですから、もし相手が挙げたお店に何かしらのテーマがあったら——ジミー・バフェッツとマクドナルドを比べるとわかりやすいですけど——服装が変わってきますよね。準備の仕方も変わる。相手が行きたいと言った場所、行くことを受け入れた場所というのは、半分くらい「憧れ」なので。もちろん、ただ飯目当ての人がいるっていう昔からある話、ありますよね。実際あると思います。でも男のほうだって、同じくらい、いやたぶんもっと後ろ暗いことを企んでいる人はいるので。そこには踏み込みませんけど。ただ99%は、単純に「行ってみたい」ということです。一人でも友達とでも行けたはずなのに、まだ行っていない。つまり、その場所なら居心地よくいられる、と思っているということ。ミシュラン三つ星で落ち着いていられるのか、ジミー・バフェッツなのか、コンサートホールなのか、公園の散歩やカフェなのか——何であれ、そこがその人のコンフォートゾーンで、それは相手について何かを教えてくれるし、自分をどう見せるべきかのヒントにもなります。見せると言っても、演技をしろとか嘘をつけという意味じゃありません。ただ、スターバックスにスリーピースのスーツで行かないですよね。そのあとどこかに行かなきゃいけない用事でもない限り。行かないでしょう。カジュアルな格好をする。逆もまた同じ。そういうことを言っています。なので、行き先を把握する。少し調べておく。予約はもう取ってありますよね。強くおすすめしたいのは、そこまでの行き方を調べておくことと、早めに着くこと。そうすれば不意打ちがない。行く前に、何がおいしいのかも調べておくべきです。着いてからメニューを見て悩まなくて済むように。やっておくべきです。それに、自分が言い出した側、誘った側なら、はっきりした行動プランを持って、準備しておくべきです。なのでステップ1、場所について知る。トレイルでも、レストランでも、カフェでも、その中間でも、それ以外の何かでも。調べて、行き方を決めて、それから変数を織り込んでいく。ハイキングなら、水をもう一本多めに持っていく。距離……というか、どれくらい長いかによっては、軽くつまめるものも。カフェなら、そんなに調べることはないですけど、季節のメニューくらいは見ておけるかな。まあ、練習として。レストランなら、レビューを見て、「なるほど、これとこれとこれが人気なんだな」と把握できる。そうすると席についたとき、ちょっと点数が稼げるんです。偉そうに「君のぶんは僕が頼むから、それを食べて」みたいなやり方じゃなくて。たいていは、「どれもおいしそう」とか、「もう決めた?」「いや、まだ見てるところ」みたいな会話になりますよね。そこで言えるわけです。「うん、決めた。ていうか、2番と3番と7番が他の人の評価がいちばん高かったんだよね。だから僕は3番にする」って。そうすると、ちょっと物知りに見えるし、相手が決めるのを少し助けてあげられる。そして、いちばん大事で、いちばん緊張することに戻れる。本当のことの話に。で、いちばん読めなくて、いちばん時間を食うのは、準備はできるけど計画はできないもの。つまり、会話とやりとりです。これはネットにいくらでもリストが転がってますし、うちの YoYo 恋愛アドバイザーにも聞けます。……最初にそれを言えばよかった、しまった。よく知らないなら、アプリ内の YoYo 恋愛アドバイザーに「初デートの会話の話題は?」と聞けばいいんです。ただ、だいたい同じものの繰り返しになります。結局、履歴書の朗読とチェックリストの消化みたいになる。もちろん実際はもっと複雑ですけど。でも本質はそれです。なので、その手の質問への答えは用意しておきましょう。そこはパフォーマンスの場なので。正直な答えにしつつ、見せ方も整えておく。声のトーンが70%……いや、トーンが30%、ボディランゲージが40%、言葉そのものは30%未満、という話と同じです。人が実際に聞いて、響いているのはその配分なので、何を言うかは、どう言うかほど重要じゃない。だから、内容が正確で本当であることは前提として、言い方がうまいこと、そして自分が見せようとしている自分像に合っていること。人は常に、いちばんいい自分を見せようとしますから。というのも、これはちょっとした人生の知恵ですけど、関係が始まると、人は違う人間になるんです。で、関係が終わったときにつらいことのひとつは、その関係を惜しむだけじゃないところ。その人といたときの自分も惜しむことになる。人は自然と、相手に合わせて変わっていくので。それはそれで本当に美しい経験なんですけど、まあ、今日はその話じゃない。今日は初デートの話です。

で、その話題については、さっき言ったとおりアプリの中で調べられます。YoYo 恋愛アドバイザーを使えば、話題を教えてくれるし、答え方のガイドラインもくれる。整え方も手伝ってくれます。声に出して練習してください。冗談じゃなく本気で。慣れていないなら、声に出して練習しておく。そうすれば、本番で不自然に聞こえたり、自分でぎょっとしたりしません。そのうえで、これは知っておいてください。うちのアプリでも他のどこでも、100回検索したって思いつかなかったようなことは、必ず出てきます。そして、ちゃんと思いついていたことも出てきます。現実は、その全部と、まったく何もなしの、あいだのどこかにある。だから、計画できないことがある、という前提でいきましょう。ただ、いちばんよくあるパターン——よくあるのには必ず理由があります——は、計画も準備もできる。それ以外は、素の自分でいるだけです。ありきたりとか、ダサいとか思うかもしれませんけど……素の自分でいることが、本物にたどり着くいちばんの近道だし、実際に長続きする関係に入るいちばんの近道なんです。だって、マッチした相手が「美術館が好き」「クラシックのコンサートが好き」と書いていたから、クラシック音楽やアートに興味があるふりをする。でも本当はどっちも我慢ならない。それなら、最初に言ってしまったほうが断然いい。「正直そういうのは得意じゃないんだけど、一回やってみて、どうなるか見てみたい」と。好きなふりをするより、そのほうがずっといい。ふりを続ければ、あとあと恨みつらみやら、いろんな問題が出てきます。なので、素の自分で。ロバート・グリーンが「誰も本当にありのままになんてなれない、あんなのはでたらめだ」と言っていたのを聞いたことがありますけど、それでもやってみてください。ありのままになれないなら、せめて正直でいる。徹底的な正直さっていうのは……いや、徹底的で、しかも常に、ですからね。どんな場面でも100%正直でいることは、ほぼいつでもできるはずなんです。なので繰り返しますけど、「家族との関係はどう?」と聞かれて、自分のトラウマを全部ぶちまける必要はない。でも、正直に。「まあ、良好かな。もっと良ければいいなとは思うけど。思春期はけっこうしんどかったですね。でも両親のことは好きだし、今でも定期的に話してます」とか。あるいは逆の極端で、「まったく話さない」とか「毎日話す」とか。何であれ、その中間のどこかであれ、本当のことを、うまく伝える。そして素の自分でいる。それがいちばん大事です。そうすれば、デートはあっという間に過ぎます。会話って、ものすごく時間を食いますから。もうひとつ付け加えるとしたら、これは特にアメリカにいる人向けの話です。というのも、いま僕がいるアメリカ、サンフランシスコでは、自分用に料理を個別に頼んで、それは自分のものとして食べて、シェアするのはスープや前菜みたいな特定のカテゴリだけ、というのがすごく、すごく一般的なので。しかもスープはスープで、種類によりますよね。男目線の無料デートアドバイスを聞いてもいいという人へ、いちばん覚えて帰ってほしいのはこれです。2、3皿を選ぶ。前菜、サラダ、メイン、組み合わせは何でもいい。二人とも食べてみたいものを、一つか二つ。そしてシェアする。そうすれば、お互い両方食べられるし、共有している感じが出て、楽しい。しかも文字どおり、中身の濃い体験になります。一つしか食べられなかったところが、最低でも二つ食べられて、しかも皿を行ったり来たりさせるやりとりまで生まれるので。もうひとつ無料のコツを。これを最後にして、あとは講座として売ることにします。……はは、冗談です。でも半分本気。自分が平気なら、の話ですよ。無理だと思うならやらないでください。ぎこちなくて気まずくなるだけなので。落ち着いていたいし、素の自分でいたいし、リラックスしていたいわけですから。でも平気なら、大皿から取り分けて、相手の小皿なりボウルなりに、まず相手のぶんをよそってあげてみてください。本当に、自分から動いて、料理をすくって、相手の皿にのせて、その皿を相手に渡す。言っておきますけど、アメリカだと「何がアリで何がナシか」について、それはもういろんなことを聞きます。でも、ドアを開けてあげたことや、相手の皿に料理をのせたことで怒られたことは、文字どおり一度もありません。2回目がなかった相手でも、デートがひどすぎて最後に相手のほうから「払います」と言い出した相手でも——あれは悪いサインです——僕が皿に料理をのせたことは、ちゃんと喜ばれていました。別にそれが理由じゃないですよ。……まあ、そうだったのかもしれないけど。そんなの数えるほどしかなかったですし。料理のせいじゃないと思います、たぶん。ともかく、半分は本気です。それが、えー……以上です。それが初デート。はい、全部です。

あ、それとファーストキスのことは気にしなくていいです。ボディランゲージ的にいい感じだと思えたら、手をつないでいいか聞けばいい。僕はそうしています。何百回、何百回とそうしてきました。本当に、ロボットみたいに機械的にやるんじゃなくて、食べたぶんを歩いて消化しようとか、公園をぶらぶらしようとか、そういう流れになって、感じがよくて、会話もよくて、エネルギーもよかったら。「ちょっといい?手、つないでもいいかな?」って聞くんです。返ってくるのはイエスかノーのどちらか。ノーだったとしても、嫌われているわけじゃない。まだあなたのことを知らない、というだけです。イエスなら、すごくいい気分になれる。つまり、最悪でも状況は今と何も変わらないだけだし、うまくいけば自信がひとつ増える。とにかく、手をつないでいいか聞いてみてください。それと僕は、2回目のデートは1回目が終わる前に日程まで決めて確定させておくべきだと、本気で思っています。なので別れ際、「楽しかったです」と言うタイミングで——カフェでも、トレイルでも、屋内でも屋外でもその中間でも——カレンダーを開く。YoYoを開いて、YoYoのカレンダーを出して、「じゃあ、来週の同じ時間はどうですか?」と言う。すごく簡単です。その曜日が空いていることは、もうだいたい分かっているので。イエスかノーが返ってくる。そうしたら、あと1つ2つ候補を出す。相手が別の日時を提案し返してきたら、それも脈があるサインです。「いま本当に忙しくて、また連絡しますね」だったら、たぶん2回目はない。10回のうち9回は、そうです。でも、それは悪いことじゃない。「楽しかったです。でも、そこまでではなかったです」を丁寧に言っているだけ。それでいいんです。大丈夫。

大事なのは、その経験と、その可能性。そして、どんなに短く終わった経験でも、それはやっぱり素晴らしいものだ、ということ。それは僕らを形づくってくれるし、あの長く続く経験に一歩近づけてくれる。みんながここにいる理由は、それですよね。以上です。これが、初デートです。


運命の相手を、見つけに行こう

YoYoをダウンロード
App Storeでダウンロード